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藏书或许还不如晴明的书库多。 这些卷轴书籍有的是晴明从阴阳寮内摘抄副本得来的,有的是他人所赠,而还有些,则是某些居住在高天原或者是异界的神明们相送的。 晴明自然不知道大天狗心里想着什么,他带着大天狗来到了被屏风隔开的另一边,在屏风后伫立着一扇绘有白雪皑皑的纸门,晴明将手扣在门扉上,没有怎么用力,轻轻一拉们便应声而开。 “哗啦——” 随着那扇门扉的拉开,大天狗下意识地闭上了眼睛,避开忽然出现的刺眼夺目的白光。 等到大天狗再度睁开眼睛时,扑面而来冷风扬起了他的袍角,而那双微微瞠大的蓝色眼瞳中,则倒映着眼前一片雪白的群山。 一扇门扉隔开了两个世界,一边是温暖舒适书香缭绕的居房,另一边是寒风凛冽、风雪呼啸的皑皑雪山。 “走吧,该去找雪女了。”晴明偏头对大天狗这么道了一句,然后提步迈出了这扇门。 作者有话要说: 大天狗守在晴明门口,想要做什么呢—— 大天狗其实很心机的【。】 以及之前说的那篇妖琴师X晴明的,我放在这里了,是全日文的,如果看不懂的话前几章有渣翻。 いつも通りに博雅と都の鬼退治を終え、土埃に汚れた身体を湯あみで清め、後の対策を酒を交えて博雅と話していれば夜もすっかり更けていた。程よく酔った所で博雅が立ち上がり、明日も頼まれている鬼退治に備えて寝ると言う。最近はヤマタノオロチのせいで増幅する悪鬼のせいで連日の疲れが溜まっていた私は引き留める事もなく、酒盛りの片付けは式に任せ、博雅の後に続いた。 庭園が伺える廊下を音もなく歩く。 先日までは幽玄を体現したかのように見事だった庭園はヤマタノオロチの騒動で所々傷跡を残しており、自慢の庭園だったが故に残念でならない。だが、都の事や今の状況を考えれば庭園の傷など考えている暇もなく、黒晴明の真意も探れない今、余所見をする余裕すらなかった。かつては縁側で座っていた彼女の姿も今はない。私の知らない所で世界は少しずつ狂っていく。神楽と共に犬神に掛けられた冤罪を解きに行ったことが今ではすっかり思い出の中だ。 (過去に耽るのは連日の疲れが溜まっているのかもしれないな……) 内心で自嘲しながら廊下を進めば、不意に、微かに琴の音が耳に届いた。 視線を巡らせど弾いている主の姿はないが、音が出る方は大体分かる。 僅かに聞こえてくる端々でも奏者の手腕は窺え、嫌がられる事は覚悟で音が鳴る方へ足を向けた。 「妖琴師、か」 かくして、白い着物に身を包んだ彼はいた。樹皮が所々剝げてしまった桜の巨木の根元に座り込み、目を閉じて琴を弾いている姿こそ音の正体だろう。姿が見えるギリギリの位置で足を止め、なるべく呼吸さえ殺してその音に耳を傾ける。静寂を好む彼の鬼は少しの邪念も許さず、興が逸れて失うにはこの音は惜しい。相手は私が来ている事には気づいているだろうが、弾き手を止めない。まだ、許されている距離である。 人を狂わせる音の持ち主
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